大極拳の姿勢(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)

大極拳の姿勢を考える!

太極拳の術語解説
横山隆作 1998年12月(2003年7月補)

 

目次
はじめに
1.総訣
2.姿勢
3.動作
4.呼吸
5.開合
6.圏
7.気
8.技撃

 

2.姿勢
虚領頂勁。含(函)胸抜背。尾閭正中。上下一直線。
頭部の百会のつぼ(額のはえぎわとつむじの中間点)を天に向ける。つむじを天に向けるのでは、まだ少し俯いていることになる。思い切って上を向くつもりの姿勢になって、実際は頭が頚の上に乗ることになる。
胸と背中の筋肉の緊張をとりさって、ゆるめると、背骨が立つ。
尾てい骨を真下の地面に向けるようにする。
このようにすると上下一直線になり、最小限度の力で立っていることができる。

 

沈肩垂(墜)肘。坐腕。突掌。舒指。
掌や拳を打ち出したときに、肩が下がり(肩の筋群を開き下げる)、肘尖が下を向く。掌を開いているときは、手首が立ち、やや掌の小指側が前に出るようになり、指がのびる。

 

鬆腰円(吊)襠。斂臀。
股関節をゆるめて姿勢を低くする。
また楊式などでは、尾てい骨を前に向かって下げる、つまり腸骨をやや仰向きになるようにする(斂臀)。さらに背中の命門穴(おへその裏側)をわずかに後ろにひっぱるようにする。(個人差がある。)
ただし、襠が前後不斉にならないように注意する。つまりからだの前面が開いた感じも、またからだの前面が閉じた感じがするのも、いずれも適切な姿勢ではない。
定式時には、膝の外側を少し張り出すような感じもある。足と足首にも注意する。
「姿勢」は、動きのなかで、「そうなるもの」として考えること。
太極拳の筋肉の動かし方は、長拳類(弾腿、七星蟷螂拳、その他)のような自然な動かし方とは違うので、混同しないこと(念のため)。

大極拳の姿勢

女性のためのいびき改善マニュアル(百会)

姿勢は、最初にしっかりと体に覚えさせるのが良いかと思う。

私の場合には、百会(両耳の先端の直上、正中線上)を意識し、この百会が天から軽く引っ張られている感じを持つと良いようだ。
※百会は、頭頂部にあるツボで両耳に親指を指し入れ、両方の手の平で頭を包む様にした時、両中指が中間点で触れる部分を指す。)
百会を意識して頭が天に向かって引っ張れれる感じだが、首がスット伸び、肩は力を抜き落としようにする。アゴは軽く引くと良い。胸・腰・背骨など力が抜けた状態だが、決して腑抜けのように緩んではいない。
どうしても胸を張ってしまたり、お腹を引っ込め過ぎたりするので、意識するなら「お尻の穴を真下に向ける」感じを掴むと都合よくお腹が凹み猫背にもならい姿勢がとれる。

 

基本は、上記の姿勢に「中間姿勢」を取るとある。中間姿勢とは、中腰とも違い上に下にも前後などどちらにも瞬時に動けるのりしろがある姿勢と解釈している。伸びきる事もなく、縮んでしまう事もなく、常に中間姿勢の動作をできるようにしておく。
身体は常に中間姿勢からの動作を保ち円を描くような動きが要求されるようだ。

 

太極拳が、舞踊などと大きく違う点は、股関節の使い方が違っている。クワッと言って股関節を折ったり伸ばしたり回したりと股関節の柔軟さを必要としているが、多くの太極拳愛好家でもあまり股関節まで意識が回っていないように見受けられる。

 

中間姿勢で体の回転を要求される型では、膝まで回る事なく股関節を緩めた状態で腰だけ回る感じを掴むと上級者かなって?思わるかな?※このヘンの認識が太極拳をどの程度理解しているどうかが分かるかもしれない。

 

意外と大切だと感じた姿勢では、膝の向きと爪先の向きが一致していないと膝を痛める事になるので注意が必要だ。また野馬分髪(イェマフェンゾン)で弓歩の姿勢では、膝が爪先を出ていると膝を痛める危険もあるので注意が必要だ。

 

このように正しい姿勢は武術として重要で必要なの事がらなのだが、間違った姿勢だと武術としての効果もなくなるだろうし、身体の故障の原因にもなるので要注意事項として常に頭に置くべきだ。

 

姿勢が正しければ、意外と身体の疲れもなく怪我もない安定した姿勢を長い時間保てる事を体で掴むとよいだろう。

 

見た目の姿勢から良し悪しを考える。
私の姿勢の基準は、普通に歩く事でも、スポーツ・運動でも、もちろん太極拳・大極剣などでも、ツボにはまる最良の姿勢があると考えている。

 

その姿勢とは、

 

ツボにハマッタ姿勢は、美しい!

 

と、感じる事だ。

 

ムリ無く、ムダ無く、無心にその姿勢を保てている。

 

大極拳も然り、無心だと言うが、それは難しいと感じている。

 

無心の前に意識的に論理的に合理的に大極拳を表演していれば、何れ“無心”な状態で淡々と表演する時が来るのではないかと期待している。※自分に(^_^;)

この太極拳ページから一番購入された書籍(DVDを含む)のご紹介

太極拳関連で購入されている一番人気で、私がオススメしているお気に入りの書籍(DVD動画を含む)で、※本当に習い覚えたい人向けの書籍(DVD動画を含む)です。
”簡化24式太極拳”をマスターする為の入門、初級及び24式太極拳のDVD動画と太極拳を習得過程で必ずマスターしたくなる48式太極拳、32式太極剣及び太極扇 ※太極拳とは何か?というような書籍ではなく太極拳習える本質を知る得る書籍です。♪
最初に習う入門太極拳 習い始めたら初級太極拳 レベルアップ用24式太極拳

"検定5級"入門用套路

"検定4級"初級者套路

1、2、3級,上位段検定用

48式太極拳 32式太極剣 太極扇

中、上級者向け太極拳

次に習いたい”32太極剣”

女性に人気で優雅な”太極扇”

大極拳の姿勢関連ページ

太極拳始めに
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
総訣(そうけつ)
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の動作説明
大極拳の動作を詳細に解説してみたい。
大極拳の呼吸方法
大極拳に大切な呼吸を意識なくするのは難しい。そこで大極拳呼吸方法を「逆複式呼吸と息の吸い方と吐き方について考えてみた。
太極拳の開合動作とは
大極拳には多くの記述が残されている。その中の開合に付いて知れべてみて陰陽とか発勁、蓄勁の観点から考察する。
大極拳の円圏とは
大極拳の円圏は難く圏とか円など大極拳で多く使われている。太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の気とは?
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の技撃とは?
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)

HOME 太極拳発祥 簡化太極拳教程 お気に入りリンク集 言いたい放題