大切な大極拳の呼吸方法・息の吸い方や吐き方を習う。

大極拳呼吸方法考察

太極拳の術語解説
横山隆作 1998年12月(2003年7月補)

 

目次
はじめに
1.総訣
2.姿勢
3.動作
4.呼吸
5.開合
6.圏
7.気
8.技撃

 

4.呼吸
深・長・細・均
呼吸は深く、長く、静かに、なだらかにする。荒い呼吸は健康によくない。ただし発勁時は拳勢呼吸(逆腹式深呼吸の方式)で速く吐く。
逆腹式深呼吸(吐いたとき下腹部が充実する)と自然呼吸(小さく胸で呼吸)とを、動作と組み合わせて、動作と呼吸が自然に協調するようにする。

大極拳で重要な呼吸法考察

大極拳の基本の呼吸法は、
「息を吐く時に腹が膨らむ逆腹式呼吸法で鼻から吸って鼻から吐く」
瞑想・禅など精神的な意味合いの強い呼吸法では、「鼻から吸って口から吐く」場合が多い。
しかし大極拳では「鼻から吸い、鼻から吐く」事を教わる。
それも「複式呼吸だが、逆複式呼吸」だと云う。

 

これには、著者もビックリ!

 

どうすれば、この「鼻から吸って鼻から吐いて逆複式呼吸」を実現しなければならない。
呼吸での健康法が有って、それには「鼻から吸って口から吐き、その際は複式呼吸」が、一般的で練習すれば誰でもできる呼吸の基本健康法が有名だ。
しかし、「逆複式呼吸を鼻から鼻」で行う大極拳の呼吸法を実現している大極拳愛好家が何人居るのだろうと思う?

 

まっ、誰とか、彼とかの呼吸法ではなく、自分が大極拳で正しい呼吸法を見に付けるのが目的なので、ここでは、知り得た呼吸法を身につけるべく、正しい大極拳の呼吸法を探ってみた。

 

鼻から吸って鼻から吐く

この項では、「鼻から吸って鼻から吐く」ことがそのものなので、そのようにすれば良いのだが、
それでは、套路中のどのタイミングで鼻から吸い、そして鼻から吐くのだろうと考えた。

 

その前に
大極拳での呼吸の意味合いが重要だと知っていても、だからと云って大極拳初心者から正しい呼吸方法を教えたりはしていないのだ。
それは何故かと云うと「大極拳の呼吸法」は難しい。
単純に逆複式法で鼻から吸って鼻から吐いて下さい」と言っても直ぐにできる練習生はいないだろう。
だから、最初から大極拳の正しい呼吸法」を教えていないようだ。
※もしかして講師、先生でも正しい呼吸法を身につけていないかもしれない。

 

大極拳で重要な位置を占める“呼吸法”が、中級者や上級者が、自ら意識して練習しているのが、殆どだろう。
何故なら「大極拳套路」で、この正しい大極拳の呼吸法の練習していなからだ。
呼吸している事が外見では判らないので、なかなか正しい呼吸をしているかどうか判別つかない。
だが、おそらく大極拳マスター(達人)には、正しい呼吸で表演している事を見抜けるのかもしれない。

 

大極拳套路中、無意識で表演する事を要求されたら、正しい太極拳の呼吸法なんてできない。
これが、初心者レベルだろうし、中級者とて同じかも知れない。

 

とりあえず大極拳呼吸法のまとめ

    息の仕方

  • 息は鼻から細く吸い
  • 吸った息は鼻から長く吐く
  • 息を吐いた時に下腹部が膨らみ
  • 息を吐いた時に下腹部がへこむ

 

大極拳呼吸法のタイミング

    息を吐く

  • 腕を下げる時
  • 前へ進む時
  • 身体を沈める時
  • 身体を曲げる時
  • 腕を外へ分ける時
  • 動作の終わり

    息を吸う

  • 腕を持ち上げる時
  • 後ろへ下がる時
  • 身体を上げる時
  • 身体を伸ばす時
  • 腕を内へ寄せる時
  • 動作の始め

 

以上、原則的な息の吸う時と吐く時のタイミングを列挙してみた。
ここで重要なのは、吐く息の長さと吸う息の長さなどは、套路・表演での速さにもよるので一概には言えないが、健康大極拳では、ユックリ動作が主流になっているので、“吸う・吐く”息の長さは、細く長く緩やかに行うのが望ましい。

 

また、大極拳の套路・表演中は、吸うのか吐くのか、どちらが先かは問わないが、
大極拳の始めの動作では、息を吐いてから吸うのが正しい。
気を落ち着けるには、まず「息を吐いてから吸う」のが一般的だからだ。

 

“開歩”する前に十分に息を吐き、それから“開歩”しながら息を吸い、“起勢”で腕を上げながら息を吸い、そして腕を下げながら息を吐く。

 

ここでは、套路中の呼吸動作は書かないが、大切な大極拳での呼吸も練習中などに意識しなくても自然に身につくようだ。
しかし、逆複式呼吸法は、やはり意識しないとなかなか身についた呼吸法になるのは難しいと思う。
楽の套路ができるようになったら次の段階で鼻から鼻で逆複式呼吸を意識しながら練習するのが早道かもしれない。

 

また聞きところによると、逆複式呼吸は、正しい大極拳の姿勢で演武できると自然にそのような逆複式呼吸になるという。
これは、下半身、特に腰から股関節にかけての正しい動作によって、套路中の動きに従って下腹部で呼吸している事になるようだ。

 

吸ったり吐いたりするのは“肺”の下の横隔膜を上下して意識しながら行わないと、逆複式呼吸なんてできないと思っていた。
何故?無意識にタダでさい難しい”鼻で吸って鼻から吐く逆複式呼吸”ができるのか?
大極拳表演中の套路の型の動きに合わせた身体の動きで“息”ができてしまうという事を知った。
※この技?が、無意識の中での意識(体の意識であって心の意識ではない)って事か?

 

要編集!

この太極拳ページから一番購入された書籍(DVDを含む)のご紹介

太極拳関連で購入されている一番人気で、私がオススメしているお気に入りの書籍(DVD動画を含む)で、※本当に習い覚えたい人向けの書籍(DVD動画を含む)です。
”簡化24式太極拳”をマスターする為の入門、初級及び24式太極拳のDVD動画と太極拳を習得過程で必ずマスターしたくなる48式太極拳、32式太極剣及び太極扇 ※太極拳とは何か?というような書籍ではなく太極拳習える本質を知る得る書籍です。♪
最初に習う入門太極拳 習い始めたら初級太極拳 レベルアップ用24式太極拳

"検定5級"入門用套路

"検定4級"初級者套路

1、2、3級,上位段検定用

48式太極拳 32式太極剣 太極扇

中、上級者向け太極拳

次に習いたい”32太極剣”

女性に人気で優雅な”太極扇”

大極拳の呼吸方法関連ページ

太極拳始めに
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
総訣(そうけつ)
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の姿勢
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の動作説明
大極拳の動作を詳細に解説してみたい。
太極拳の開合動作とは
大極拳には多くの記述が残されている。その中の開合に付いて知れべてみて陰陽とか発勁、蓄勁の観点から考察する。
大極拳の円圏とは
大極拳の円圏は難く圏とか円など大極拳で多く使われている。太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の気とは?
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)
大極拳の技撃とは?
太極拳の歴史を横山隆作氏の「太極拳の歴史」から考えてみた。(太極拳の歴史と太極拳で使う術語を紐解く)

HOME 太極拳発祥 簡化太極拳教程 お気に入りリンク集 言いたい放題